イメージ・テクノロジー
パンフレットにした時に、最も好ましい印象を与えることを目的として、商品の開発は行なわれます。
その際に駆使されるのは、イメージ・テクノロジーとでも呼ぶべき技術です。
その意味で展示場住宅で技術的に最も優れているのは、構法でも新素材でもなくてパンフレットを作る技術であり、その際に用いられるイメージ・テクノロジーです。
・・・以上四つの原則によって、展示場住宅は世の中に広まり、そして西洋の注文住宅文化は日本人にとって身近なものになりました。
ここはそのことの功罪を問うのが目的ではありません。
しかしただ一つはっきりしている功績は、このことによって、ある種類の建築家の存在理由が、完全に否定されたという事実です。
それは西洋住文化の「移入業」を営んでいた建築家達です。
この種の建築家達は、今や一種の「並行輸入業者」になったわけです。
もはや単なる輸入業務をしていたのでは「並行輸入業者」は商売に勝てません。
「芸術」で味づけるか、人柄で売り込むか・・・。
「並行輸入業者」は新たな展開を迫られているわけです。